マンモトームとは、画像ガイド下(ステレオタクティックマンモグラフィー又は超音波装置)で使用する乳房専用吸引式組織生検システムです。低浸襲に確実な病理組織診断が行えるのが特徴です。
このホームページを読んでおられる方のなかには、乳がん検診などで撮られたマンモグラフィ(乳房のレントゲン写真)で、“石灰化”があると言われた方があるかもしれません。ここでは特に、マンモグラフィなどによって発見された石灰化という乳腺の変化や、マンモトームという検査の方法について説明していきます。
検査日:毎週水曜日 午後
1. 気分不良
検査中に気分が悪くなる方がおられますが、おっしゃっていただければすぐに検査を中断して休んでいただきます。
2. 出血・血腫
針を刺して乳腺を採取した部分からの出血により、皮膚の下に血のかたまりができることがあります。検査後に十分に圧迫止血すれば血腫はほとんど起こりません。(100人に1人程度です)
3. 細菌感染
検査中の操作および検査後の針穴からの細菌の侵入により、検査部位が化膿することです。十分に消毒した上で検査をしますのでほとんど心配はありませんが、念のために検査後に抗生物質をお出ししますので、指示通りに服用して下さい。
4. その他
血腫を作るまでには至らない場合でも軽い皮下出血(内出血)が起こる場合があます。4人~5人に1人起こると報告されており、比較的多い合併症ですが、ほとんどの場合は自然に消えていきます。