ごあいさつ


令和4年1月1日付けで内分泌・乳腺外科学 教授を拝命した直居靖人と申します。当科は田口哲也前教授が平成22年に着任され、第一線級の臨床・研究・教育を行ってまいりました。私はその流れを継ぎ、さらに発展させていきたいと考えております。

 

京都府立医科大学は2022年に創立150周年を迎え、「臨床の府立医大」として長年にわたり京都府及び近隣県における癌診療において中心的な役割を果たしてまいりました。今後も地域に広く展開する33の関係施設とともに、「世界トップレベルの医療を地域へ」の病院理念のもと、大学附属病院として、特定機能病院として、高度で安全な癌診療に取り組んでまいります。

 

京都府及び近隣県の乳癌治療は、長年の信頼と実績がある京都府立医科大学及び関係病院グループにお任せください。

患者さまへ


京都府立医科大学及び関係病院グループは、主に公的な基幹施設(総合病院)にて構成され、最新の科学的根拠を重視して治療を進めます。安心して受診してください。乳癌手術に際しては根治性と整容性を高次元で両立し、術後の痛みが少ない最新の術式で行います。

 

患者様におかれましては、まずは市町村の乳癌検診や検診施設での検診を行い、基幹病院(総合病院)にて手術・抗がん剤・放射線治療を行い、関係クリニックにて術後フォローを行えるように、関係病院ネットワークを構築しております。地域の基幹病院での治療が困難な際はより高次な大学病院等への紹介もスムーズです。この地域最大の公的病院ネットワークにより、府民の皆様に効率的で良質かつ低コストな医療の提供が可能になります。積極的なご利用をよろしくお願いいたします。

 

なお癌診療においては、時には数十年間という長期間にわたる一貫した対応が必要です。関係施設外(個人クリニック等)で手術された患者様におかれましては、治療方針や治療内容の連携が難しいため、途中からのご相談・受け入れが困難な場合があります。予めご了承ください。

 

京都府立医科大学大学院医学研究科 内分泌・乳腺外科学 教授 直居靖人